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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[341]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/04/03(日) 22:08:32 ID:???

時間は大体後半10分頃です→クラブK
→ジュドー「行けぇ、ハイメガキャノン!」


アムロ(高杉和也、か)

 この時、高杉に注目していたのは観客席の滝達だけではなかった。
 グラウンド上で戦況を分析していたアムロもまた、高杉という男の存在を気にしていたのである。
 最も、その理由は滝達とはまた別の物であったが。

アムロ(ブライト(頑駄無の監督)の情報が確かなら彼はブランク明け一ヵ月の選手。
    センスと身体能力はあるが圧倒的に経験値が足りていない。狙うのなら彼だ)

 中盤でパス回しが繰り広げられている現状において、
試合中の動きに関しての経験が足りていない高杉はアムロにとって格好の獲物だったのだ。
 アムロは高杉に狙いを定めると、中盤の選手達に高杉からのパスコースを狭めるようサインを送る。
 そして――

高杉「(クソッ、パス出せそうな人達には殆どマークがついてる。出せそうなコース……!)騎場!」

騎場「っ! よせ、和也! 罠や!」

アムロ「気付いたか。だが遅い!」

 ボールを持った高杉は他の選手達への警戒が強い事に焦りを抱き、唯一マーカーのいなかった騎場に向かってパスを出してしまった。
 冷静に考えれば本来一番マークがきついであろうはずの騎場ががら空きになるはずはないのだが、
それを考えるほどの余裕がまだ高杉にはなかったのである。
 罠に気付いた騎場がパスを止めるよう声を出すも時既に遅し。
 既に高杉の足元からボールは蹴りだされており、同時にインターセプトを狙っていたアムロがパスコースへと侵入。
 あっさりとボールを奪い取ってしまうのであった。


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0ch BBS 2007-01-24