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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[346]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/04/03(日) 22:35:40 ID:???

ジュドー→ハート10+フルパワーハイメガキャノン83=93
末次→ダイヤ8+パンチング87+(鋭いパンチング+2)=97
→ふん、雑魚が


末次「ふん、この程度か。やはり俺を抜くには力不足だったとしか言いようがないな!」

ジュドー「なにィ」

 ジュドーの放ったハイメガキャノンは、本人としても会心に近い一発であった。
 しかし悲しいかな末次は全国から見ても指折りのGKであり、ジュドーのシュート力が通用するほど甘い相手ではなかった。
 末次はボールに飛び込むと素早く拳を突き出し、あっさりとハイメガキャノンを弾き返してしまう。

騎場「よし、よくやったで末次! 俺や! 俺に持ってこい!」

本条のDF「了解!」

 末次の弾いたボールを確保したDFに向け、騎場はすぐさま自分へとパスを出すように指示。
 本条のDFも迷わずこれに従ってパスを出し、ボールは前線の騎場の元へと渡った。
 そして騎場はボールをトラップすると、先程のパスミスの影響か動きが散漫になっていた高杉に向かって声を張り上げる。

騎場「和也ぁ! ブランクのあるお前を起用した時点でこういう事態は想定済みや!
   それでもお前を使っとるんは現時点でもお前の得点力とブロック能力は全国クラスやと確信しとるからやぞ!
   責任感じる暇があるんならゴール前に走れ! 俺がそこまでボールを運んだるわ!」

和也「騎場……おう! 待ってるぜ!」

 騎場の言葉に奮起した高杉は勢いよく頑駄無ゴール前へと走り出し、その姿を眺めながら騎場は小さく笑みを浮かべた。


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