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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[381]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/04/24(日) 23:43:55 ID:???

シン「――な……刹那!」

刹那「っ!?」

 ロックオンの姿が消えた直後、刹那は自分を呼ぶ仲間達の声を聞きハッと周囲を見渡す。
 そこは先程までの一面暗闇ではなく元のグラウンド上に戻っており、周囲には心配そうに自分を覗き込む仲間達の姿があった。

ヒイロ「どうやら気が付いたようだな」

刹那「俺は……一体……」

ドモン「おい、大丈夫なのか? さっきの失点の後、ずっと立ち尽くしていたんだぜ」

刹那「そうか……」

キラ「本当に大丈夫? 調子が悪いんなら代わりにカツを人柱にするけど」

刹那「……ああ、問題ない。心配をかけてすまなかった」

アムロ「無理をしてないって言うんなら構わないさ。この後も頼んだぞ」

 刹那の様子から彼の体調に問題はないと判断した頑駄無の一同は、ホッとした様子で試合再開の為に各々のポジションへと散っていく。
 その姿を眺めながら、刹那は先程までの会話を思いだしていた。

刹那(ロックオン……あれは夢だったのか? ……いや、なんであろうと関係ないか)

 先程までとは違い、刹那は決意を込めた様子で正面を見据える。

刹那(俺は変わる。今はまだ力及ばずとも、一歩ずつでも変わって行ってみせる。
   見ていてくれ、ロックオン……)


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0ch BBS 2007-01-24