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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】
[425]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6
:2016/05/22(日) 22:43:43 ID:???
天道よ、これ以上強くなってどうする気だ→クラブ6
→経験値6×2=+12
先日の予選決勝を見た影響か、選手達は皆普段よりも一段と気合いの入った様子で練習に取り組んでいた。
剣崎「(シュートだけじゃ駄目だ。FWとしてもっと突破力を身に着けないと)ウェーーーーイ!!」
天道「……ハッ!」
中でも剣崎と天道は特に熱が入っており、剣崎はパワフルなドリブルを、
天道はオーバーヘッドにドライブ回転をかける練習において一定の成果を上げるのだった。
だが、今回の練習で最も大きな成果を上げたのはこの男だろう。
滝(……どうも夏以降、俺は使命感だの自信だの色々と考え込み過ぎてたみたいだ。大事な事を忘れてたぜ。
確かに世界の滅亡を防ぐとか全日本協会の体制を正すのは大事だけど、何よりも俺はサッカーが好きだからここにいるんだって事を。
余計な事は考えない。俺はサッカーをやるのが楽しくて、その上でここにいる皆と勝ちたい。
その為にも、今日こそ完成させる! オリュンポスショット!!)
先日片桐から騎場や高杉が純粋にサッカーを楽しんでいる故に強いという話を聞き、滝は初心を取り戻していた。
サッカーをする事が楽しい、試合をする事自体が楽しいのだと。
その上で全力で試合に臨む為にも新しい必殺シュートを完成させたい。
他の事は一切考えず、ただひたすらにシュートの完成を目指してコーナーからシュートを打ち続ける滝。
そして、遂にその時は訪れた。
滝「うおおおおっ! 行けえーっ!!」
雄叫びと共に蹴り抜かれたボールは高速で上空まで浮かび上がると、高速でカーブを開始。
まるでくの字のようなな軌道を描きながら、ボールは急降下してゴールネットに突き刺さるのだった。
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0ch BBS 2007-01-24