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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[478]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/07/18(月) 00:49:13 ID:???

ゾル大佐「これだけの爆発だ。確実に本郷猛、そしてあのゴレンジャーとかいう連中も始末できただろう」

 生き残った怪人や戦闘員を引き連れプラントから脱出したゾル大佐は、工場から離れた荒地から爆発を眺め本郷達の死を確信する。
 勿論ここまで好き放題やられたゾル大佐に笑みはなかったが、それでも勝利を確信した彼の顔には多少の安堵の色が浮かんでいた。
 だがその直後、ゾル大佐の表情は凍りつく事になる。

本郷「生憎だが、お前達をこの地上から一掃するまで俺は死ぬつもりはない」

ゾル大佐「なにィ」

 不意にそんな言葉を投げかけられたゾル大佐が声のした方を向くと、そこには愛車に跨る本郷、海城の姿があった。

本郷「その姿、一文字から話は聞いている。ショッカーの大幹部の一人、ゾル大佐だな」

ゾル大佐「……その通りだ。初めましてだな本郷猛。そして海城剛と言ったか?
     運良くお前達は生き残ったようだが、地下にいた仲間達は助かるまい」

 最初こそ驚きの表情を浮かべていたゾル大佐であったが、彼はすぐに余裕を取り戻すと勝ち誇った様子でそう告げる。
 が、海城は動揺する様子もなく不敵な笑みを返した。

海城「どうかな? あいつらは俺と同じくらいタフだぜ。ほら、そこを見てろ」

 海城が荒野の一点を指差すと、地響きと共に地中からバリタンクが出現。
 側面のハッチが開くと新命達四人が揃って降りてきた。


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0ch BBS 2007-01-24