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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[543]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/09/20(火) 21:17:31 ID:???

 明らかにこの世界の常識の範疇外にいる阿部瑠はまだしも、
ごくごく一般的な人間に見える○池までもが異世界人だという鳴滝の言葉に、影山を筆頭とする兄弟の一部は驚きの声を上げる。

○池「ハァ……ついにバレたか……」

 が、当の○池はいつもの調子であっさりと鳴滝の言葉を肯定した。

○池「実は俺は一年前、こことは違う世界で北海道に武者修行の旅に来ていたんだ。
   だが特に目的もなく旅をしていたらうっかり大雪山に迷い込んでしまってな……
   飢えと寒さでもう駄目だと思って意識を手放したら……なんかこの世界にやってきていた」

松山「……最後に話がかっ飛んだね。一応確認するけど元いた世界がこことは違うって証拠は?」

○池「……この世界には俺の母校が存在していない。友人も誰もいなかったし自宅の電話番号も現在使用されていなかった……
   俺は文字通り天涯孤独……そんな俺を拾ってくれたのが兄貴だったんだ……兄貴ィ、やっぱり兄貴は最高だよ……」

 聞けば割と悲惨な状況であったが、○池はあっさりとダウナー状態を抜け出し矢車に熱い視線を送り始める。
 なんだかんだタフな男であった。

鳴滝「さて、とりあえず私の話は理解してくれただろうか」

矢車「……ある程度はな」

鳴滝「では、私と共にこの世界の危機に立ち向かってくれないだろうか?」

矢車「……」

 鳴滝の言葉に対し、矢車は少し考えた末に口を開く。


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