【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】

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[55]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 ：2016/01/17(日) 21:30:12 ID:???

サッカーの神「ハッハッハ、そんな警戒せんでもエエでネズミ神。ウチかて神様のルールはよう知っとるさかい。あんたよりもな。
　　　　　　　今日こっちに来たんは二つほどあんた達に連絡する事があったからなんよ」

神「連絡する事？」

サッカーの神「せや。まず一つ目な。滝、この世界の未来があんさん達の双肩にかかっとるって話はもう知っとるな？
　　　　　　　で、こっちの上の方で協議した結果世界を救った暁には特別にあんさんの願いを一つ叶えてあげる事になったんよ。
　　　　　　　勿論叶えられる範囲でやけどな」

滝「……はぁ。そりゃどうも」

　世界を救う。即ちWユースで優勝した際には願いを何でも叶えてくれる。
　サッカーの神から告げられた話を聞いても、滝は気のないを返事を返す事しか出来なかった。
　今の自信喪失気味な滝にとって、勝った後の報酬の話は大して心を動かされる物ではなかったのである。

サッカーの神「なんや、つまらん反応やな。何でも願いを叶えられるんは男の子の夢やって聞いとったのに」

神「はいはい。で、二つ目ってのはなにさ」

サッカーの神「二つ目の話はあんた絡みや、ネズミ女」

神「ネズミ女言うな」

　滝の反応にサッカーの神は心底つまらなさそうな表情を浮かべると、今度は神の方へと顔を向けた。

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