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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[640]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/12/06(火) 21:23:06 ID:???

 勢いよく右手を天に向け、威勢よく指を鳴らすかいば○。するとその場に突如眩い光球が出現。
 光球はしばらくの間輝きを放った後、小さくなって消えていく。
 そして光球のあった場に残されたのは――

美ME「……一体何が起こったっていうんだ?」

 見るからにくたびれたサラリーマン風の男であった。

影山「こ、こいつが……?」

かいば○「そう! 人に見せるのも恥ずかしい我が愚息、美MEよ!」

マッケンジー「美ME……聞いた事がある。確か数年前全日本サッカー選手権で優勝したチームの正GKだった男だ。
       その後に国際ユース大会にもサブGKとして選出されていたんだったな」

美ME「へえ、詳しいじゃないか。その通り、俺がその世界レベルのGK美MEだ」

 得意満面といった様子でドヤ顔を浮かべる美ME。しかし、マッケンジーはそんな美MEに対し妙な物を見るような視線を向ける。

マッケンジー「いや……貴方確か国際大会の方は出場回数0じゃありませんでしたか?
       それに選手権に優勝したのもフィールダーのおかげでGKは途方にくれるだけだけの存在だのと言われてたような……
       あと選手権を共に戦ったチームキャプテンに恩義を感じてユースに参加したはいいが、
       世界とのレベル差を埋める為に敢えて鬼になったキャプテンの方針に着いて行けなくなり、
       最終的には碌に交流もなくなったとかなんとか」

美ME「く、詳しいじゃないか……」

 マッケンジーの言葉にしどろもどろになる美ME。どうやら彼の言った事は事実らしい。


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0ch BBS 2007-01-24