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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[221]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/01/15(金) 00:57:29 ID:MoxoFwRA
A:大事なモノを手離さずに、しかし才能の無さで苦しみ続ける。
魅魔「……まぁ。その大事なモノが何であるかによるけれど。
それが大事であるならば、多少の苦しみはあって然るべきじゃないかね。
その辺りを受け止めるってのが、人生ってモンだ。……あたしゃ生きてはいないが」
もっとも、その才能とやらが最も大事なモノなら良いんじゃないかね、と魅魔は付け足す。
反町「貴女は何となく、大事なモノよりも才能こそ貴ぶべきと言うと思っていました」
反町は最初、ぶっきらぼうにそう答える。始めそれは彼の拒絶の証と思っていたが、実際は違った。
彼はこう魅魔に続ける。
反町「だけど……もしも貴女がそう思っているとしたら。それは、俺が出した結論と同じだった。
――いや、出した、じゃない。『出そうとした』結論と同じだった。
俺は……今までずっと、迷っていたんです。言いたい事も言えずに」
魅魔「大事なモノを手放す代わりに、才能を得たい。……これはシュートに限った話じゃなかったんだね。
全日本代表レギュラーの座。今までは遠い夢と思っていたそれが、
この幻想郷で才能を開花させ、その一歩手前の地位をあんたは勝ち取った。
……だが、同時にあんたは迷っていた。何故なら――」
反町「そう。――俺は……代表FWの地位こそが絶対的な成功の証、『才能』の証と思っていた。
だからこそ今まで日向の下でも我慢して努力していたし、
その地位の俺の中での不動さは、幻想郷に逃げ出した後でも同じだった。
だけど、実際は違ったんだ。……ここには、俺が今まで信じて来たキャリアとは全く別の大切さがあった」
はにかみながら、「大事な恋人達です」と囁く反町。
魅魔は今更「達」に突っ込む事もせず、呆れ半分納得半分に頷いて話を促すことにした。
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0ch BBS 2007-01-24