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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[290]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/01/16(土) 01:09:53 ID:???
B:「……まだ分からないのか。お前の成長こそが皆の希望という事実に!」
星「……!」
魅魔「――お前が過去にどんな壁を乗り越えて来たのか、あたしには分からん。
だが、一つ言わせて貰おう。そうやって綺麗に塗り固められた過去に縋って、
それで希望を与えていると言うのだったら――やはり、お前は屏風の中の寅だよ!」
星「……わ、私は……!」
――そんな事ない。そう星は感情的に反論しようとした。
しかし同時に、魅魔の発言に対してその通りだ、と考えている自分も居たのは事実だった。
星「(確かに、私は。皆の優しさに、甘えていたのかもしれない……)」
先の大会、命蓮寺ロータスは守矢みらくるずと博麗連合に敗北し、決勝トーナメント進出を逃した。
星は5ゴールを挙げたものの、FWとしての評価は鈴仙、レミリア、魔理沙、勇儀、来生、射命丸、諏訪子等。
……決勝トーナメントで活躍をした、並み居る強豪達と比べて散々たるものだった。
しかし、星はその時悔しさを感じていただろうか?
自分には仲間が居る。だからそれで良いと妥協をしていなかっただろうか?
――それは本当に、皆に希望を与えていると言って良かったのか?
そう思い悩み始めた星に対し、――魅魔は、全く気取った様子も見せずに、こう言ってのけた。
魅魔「さあ屏風から出て来い、寅丸星。綺麗じゃなくても良いから。あんたらしい輝きってのを、
これからこのあたしの眼に、焼き付けさせておくれ!」
星「………はい。私は、命蓮寺の本尊――いわば、エースです。
ですので、私……戦います! エースとして成長し、皆に希望を与える寅となってみせます!」
仲間との別離以上に溢れた闘争心。かつて短いながらも志を共にした友人。
その存在が、星に決断する勇気を与えた。
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0ch BBS 2007-01-24