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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[365]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/01/17(日) 21:19:57 ID:wpY/eCoc
魅魔「……合ってるんだろうね。お前さんが、そう言ってくれるんだったら」
――改めて確認するまでも無く、魅魔のスカウターに表示された数値と、さとりが口頭で述べた数値は一緒だった。
魅魔「流石だね、覚妖怪っていうのは」
さとり「貴女が私に求める要件は既に分かっているし、貴女が思いつく限りのメリット・デメリットの説明は不要です。
また、この私を感情的に説得しようと思っても恐らく無駄です。
何故なら、貴女が持つべき説得材料の全てを私は持ち得る立場にある。……良い点も、悪い点も含めてね。
その方法や態度によって差異はあるでしょうが。少なくとも論理や言葉での懐柔は無意味と言っておきましょう。
……そこで、どうでしょう。私から一つ提案があります」
面倒な前置きは一切抜きに、さとりは淡々とした、感情が欠落したような口調で魅魔にこう語り掛ける。
さとり「……私相手に下手な勧誘は不要です。もう、いきなり本題を切り出してはくれませんか」
魅魔「――そう来たか。あたしとしても、そろそろ気の利いた誘い文句を捻るのにも疲れて来たから、
願っても無い申し入れとは思うけれど。素直にゃ頷けないよ」
さとり「まぁ、そうでしょうね。貴女にも与えられた時間は限りなく少ないようですし。
……では、こういう方法はどうでしょうか。
『貴女はまず先に私を勧誘する。それで成功すればOK。
そこで失敗した時はじめて、貴女は私に対して再び説得を試みる』……と言うのは」
魅魔「……(要するに、判定と説得の順番を逆にすると言う事か。
これだと判定が上手く行けば事は楽に運ぶけど、判定で失敗した場合は、
説得の際あたしが何を話すかが非常に大事となる。
なんともハイリスク・ハイリターンな勧誘方法な気もするけれど……)」
さとり「ええ。……存分に考えて下さい。私はここで、貴女がどのような思考の上、
どのような判断を下すかをしっかりと「見て」いますから。
くれぐれも、賢しい計略や打算に溺れた考えをなさらないよう、どうぞお気をつけて……」
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0ch BBS 2007-01-24