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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[389]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/17(日) 23:46:28 ID:wpY/eCoc
★さとりの結論→ ハート8 ★
ダイヤ・ハート・スペード→さとり「……分かりました。微力ですが、私は貴女の力となりましょう」

さとりは最後に小さく頷いて、こう言った。

さとり「地霊殿と怨霊達の管理は……かなり心配ですが、勇儀さんにでも一旦任せます。
    どうせ是非曲直庁の方も碌に監視に来ないのですから、半年位間が空いても大丈夫でしょう」

魅魔「――! と、いう事は……!」

さとり「……私は嫌われ者です。心を読めるだけでは飽き足らず、性悪で偏屈者で、
    さっきみたいにああやって、不誠実な手段で貴女を試したりもします。
    ――だけど。こんな私でも、仮に打算が先行したとしても。
    貴女は私の勧誘に対し全てを尽くしてくれました。その恩には、必ずや報おうと思います」

彼女の表情からは相変わらず憂いが消えず、陰湿で根暗な印象は消えない。
しかし、そうやって自虐的に語る彼女の横顔には僅かな儚さも見えた。
テストとは言え、土下座までさせられた事に対して魅魔は正直、
その事を全く根に持っていない訳では無かったが……。

魅魔「(このスカウターの数値を見れば、そこまで悪くは言えないかねぇ)」

古明地さとりは人の心を読む妖怪である。
心を読むという事は、心を読まれる事に対して耐性を持つという事である。
――要するに、さとりはこれまで、魅魔のスカウター計測を見越して心の一部を敢えて隠していた。

魅魔「(――人にプライドを捨てる事を要求しといて、そりゃあ無いよ。
    ……ま、勧誘が成功したから、私はとやかく言わないけどさ)」

勧誘成功後、さとりが心を緩めた一瞬の隙に表示されたスカウターの数値には……こう表示されていた。


0ch BBS 2007-01-24