※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[424]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/18(月) 22:37:42 ID:???
そこには。……自らの四肢をどこから持ってきたか良く分からない十字架に縛り(勿論鎖で)、
どこかで見たような宗教画の如く、見事なはりつけにされている矢車が居た。
さとりが部屋に入るや否や、しきりに十字架に絡まった鎖をガシャガシャさせて来るのはやはりと言うか何というか、
単に構って欲しいだけのように見えなくもない。というか誰も居ないのに不毛に鎖をガシャガシャさせてる方が想像したくない。

さとり「……はい」

さとりは蔑むような視線で矢車をチラリと見て、それから魅魔に向き直る。
これで話は充分だろうと言わんばかりの顔をしていた。

さとり「以上の通り、彼はちょっと頭がおかしいです。――これでも、彼を勧誘したいと思いますか?」

魅魔「うっ……」

魅魔はこの時、ハッキリと迷った。さとりに対して果敢に土下座さえしてみせた魅魔が、この時初めて迷った。
本当に、この男を新チームに入れて――いや、そもそも声自体掛けてもいいのか……と。

ガシャッ、ガシャガシャッ……。

矢車「……………」ジーッ

魅魔「(なんかこっち見てるし……)」

さとり以外の第三者に気付いたらしい矢車は、奇異の目線を魅魔に向けながらも、
改めて自分が縛られてるアピールを再開した。魅魔の方向を凝視したまま。


0ch BBS 2007-01-24