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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[464]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/19(火) 00:53:46 ID:NQ9qplZ2
矢車の最後の申し出に、さとりはいつも通りの嫌味っぽい態度で応える。
嫌われ者として名を馳せた彼女が、この程度の別離に湿っぽい感情を出す訳が無かった。
だがしかし、矢車の方は別だった。自身と共に松山を守ってくれたさとりに対し、強い恩義を覚えると同時に。
嫌われ者として地獄を見た者同士、強い仲間意識を覚えていた。
だから、彼は去り際にこう言おうとした。


矢車「……あなたを守れなくて残念だ。だが、例え道を違えようと、俺達は互いを分かり合える兄妹だ。
    だから――兄妹。……何処に居ようと、俺達は、永遠に一緒だ」

さとり「いやです。……そんな事言ったら、今生の別れみたいですから。――あと、私の方が絶対にお姉ちゃんですし」


さとりはそれを聞いて、少しだけ俯いた。そして、相変わらずの淡々とした様子でそう答えた。


0ch BBS 2007-01-24