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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[592]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/21(木) 00:07:58 ID:WbEunX1c
パキン。

魅魔「――あ」

気まずさから妖力が誤って暴発してしまい、近くの枝を割ってしまう。
そのせいで一心不乱に釘を打っていたアリスが魅魔に気付いてしまい――。

アリス「あ。あんたは……! 前に魔界で会った……!」

魅魔「――や。やあ、久しぶりだね(えっと……会ったっけ?)」

魅魔にとって驚く事に、アリスは魅魔と昔からの知り合いらしかった。
らしいと言うのはどういう事かと言うと、魅魔は正直に言って、昔のアリスの事を覚えていなかった。
確かに大昔、魔界に行って神綺と戦った記憶はありありと残っているが……。

魅魔「……ああ。思い出した。本を使ってたヤツか」

それでもと促されて、魅魔は漸く思い出した。確かにコイツも、そこそこ手ごわかったっけ。

アリス「そうよ……。どうしてそこで詰まるのよ……?
    私は出会った友達の事は、常に忘れないように記録してるのに……。
    身長体重座高血圧ヘモグロビンA1cに、趣味嗜好座右の銘に左右の目まで。
    私はあんたの全てを知っているのよぉ……!?」

魅魔「そりゃ確かにかなり知ってるみたいだけど、何か微妙な知り方だねぇ。
    ストーキングするにも、もうちょっと頑張って調べようよ……」


0ch BBS 2007-01-24