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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[621]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/01/22(金) 00:46:06 ID:???
*****
〜魔界〜
魅魔「……まぁ。ざっとこんな所だよ。どうだい、少しは楽しませられた自負があるのだけれど」
神綺「――へぇ。あんたも色々苦労してたのね。地底の妖怪に土下座だなんて」
魅魔「うっさいね。どうしてそういうトコを引用してくるかなぁ。
もっと他にもあっただろ、あたしが機転を利かしてアリスを勧誘した事とか、
サッカー知識をフル動員させて、あのパチュリー・ノーレッジを口説き落とした事とか。
えっと、他にも……まぁ、良いか。あたしもこれだけ喋って、疲れたし喉が渇いたよ」
――長々とした苦労話を終えて、魅魔はどっかりと備え付けのソファに腰を下ろした。
そして部屋付きのメイドを気安く呼んで、
グレープフルーツジュース
を要求する。
魔界の神である神綺が市井に出て仕事をする際に使われる、
この豪華な執務室のあらゆる全てを、魅魔は知り尽くしていた。
魅魔「あたしが現役を引退して、ここに移住してから早十年近くだ。
久しぶりの幻想郷を楽しむヒマすら無かったよ」
神綺「それはそれは。しっかりと働いてくれたみたいね。本当に嬉しいわ〜」
魅魔「勘違いするな。あたしは単に、あんたと利害が一致しているから動くのみ。
……だったけど。やってく内に色々と熱くなったトコがあるのは否めないかもねぇ」
神綺も神綺で、自室で思う存分くつろぐ魅魔の姿を見て何も咎めはしない。
彼女にとっても、この夜色の悪霊はここぞと言う場面で頼れる仕事人として。
あるいは単純に気の合う友人として、欠かせない存在と言えた。
コンコン……ガチャッ。
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0ch BBS 2007-01-24