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1- レス

【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[627]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/22(金) 00:59:07 ID:???
最初は3人だった集団から、1人が来て、途中で合流した2人が来て……。
そうこうしている内に、果たして本日想定分のメンバーは一人を除いて全員が揃った。
そしてもう一人も、そこから対して間を置かずに現れた。

バギッ!……ドンガラガッシャーン! ゴオオオオッ……!

――何かを壊して高い所から落っこちたような音と、それによりエンジンが炎上した音の中から人影が現れた。
それこそが、魅魔が当初から焦がれていた人物だった。
長い兎耳をストレスでくしゃくしゃにした、藤色の美しい長髪。
同乗者に辛辣なツッコミを入れつつも、自身こそ幸薄さが抜けきらぬ雰囲気。
およそ主人公には似つかわしく無い要素ばかりの、情けない少女こそが、
魅魔が、神綺が、永琳が。プロジェクト・カウンターハクレイの中核を担うべきとして選んだ選手だった。
その選手は魅魔の顔を見て表情を硬くしたので、少し親しげにこう言ってあげた。


魅魔「――やあ。お前さんが鈴仙・優曇華院・イナバだね?」

鈴仙「――は、はいっ」


勧誘の時の因幡佳歩にも負けない緊張と不安の入り混じった瞳で、鈴仙は魅魔を見つめている。
魅魔はやれやれと言った風に肩を竦め。
それから、彼女と他のメンバーに対して、改めてこのプロジェクトの概要について説明を始めるのだった。


0ch BBS 2007-01-24