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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[685]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/24(日) 23:52:26 ID:???
ロベルト「――パルメイラス戦については……よし、翼。お前に話をして貰う」

翼「はい、……分かりました」

彼はいつも多くを語らない。チームメイトの自主性・自立性を重視する彼は、
ミーティングの指揮を常に選手に対して行わせる。
それも、一部の特定の選手やキャプテンに対してでは無い。
彼は大体平等に誰かを指名し、こうして説明をさせていた。
……若干、かつての主の無茶振りを想起させられるが、理不尽では無い分出来た人物だと思う。
きっと彼は既に、この試合の全てを見通しているのだろう。私はそう信じている。

??「な、なぁ。大丈夫なのかよロベルト……監督。パルメイラスは、翼にとって……」

――しかし、今回においてはやや特別な事情があった。
先程の新田君や、今ロベルト監督に指名された翼君とも違う、
丸刈りにした日本人の少年が怯えたような声色と表情でそう進言していた。

翼「――大丈夫だよ、石崎君。俺はもう、悩んでいないから」

石崎「ほ、ホントかよ。……だったら、良いけどさ」

彼の名は石崎了。このチームでキャプテンを務める大空翼の大親友だった。
最近チームに入ったばかりの私には詳しい事情は良く分からないが、
彼は私に先んじて渡航してチームに入り、大空翼の失調を回復させる為に大きな役割を果たしたらしい。
……選手としての実力は、お世辞にも高いとは言えないけれど。

翼「――では、パルメイラスと対戦するにあたっての傾向と対策について説明します」

翼君は優等生じみた声でそう宣言してから、ホワイトボードに何かを書き始めた。
それは、敵チームであるパルメイラスFCの陣形予想図と、それを受けた翼君による、
この試合での私達の陣形案だった。ホワイトボードには、こう書かれてあった。


0ch BBS 2007-01-24