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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[719]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/02(火) 23:11:33 ID:Isc00Gwk
中肉中背の地味な坊主頭がトニーニョで、ヒョロリとした長身長髪がサトルステギだったか。
二人は公然と対立するまでは無いものの、互いの言葉の端々には冷ややかな敵意が感じられて、
傍目から見ても彼らの連携が上手く行っていない事が読み取れた。

ネイ「おーい、お二人さん。もうすぐ試合開始だからイチャつくのは後にしなよ。
   ただでさえ俺達、上層部から呆れられつつあるんだからさ。
   データかセンスか。どっちが正しいのかは試合で決めようぜ!」

トニーニョ「そうだった。……すまんな、ネイ。俺とした事が」

サトルステギ「それを言うのは反則だぜ、ネイ! えーいっ、今日の試合で汚名挽回……あれ、名誉返上?
         ま、なんかそれ的なヤツ、やってやるんだからな! んじゃ、俺は持ち場に着くぜ!」

タタタタッ……。

ネイ「……やれやれ。こんなの全然俺のキャラじゃないのによー。なんでこんな事になったんだろ」

そんな二人の潤滑油となっているらしい軽薄そうな美少年――ファビオ・デルネイ・フロレンシオは、
試合前だと言うのに明らかに疲れた溜息を吐いている。
……彼もまた、ベストコンディションでは無いのは明らかだった。

ストラット「――ツバサは指摘しなかったが。あいつ等の穴はまだまだありそうだな」

ポジション上、私の傍に居る事が多いストラット君はそう独りごちていた。
確かに、彼の言う通り。
馴れ合いこそ少ないが、軍隊のように統制が取れた私達サンパウロFCには無い弱点。
それが眼前のライバルチームにはあるように思えた。


0ch BBS 2007-01-24