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1- レス

【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[743]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/03(水) 23:21:01 ID:???
実況「――あ……ああ〜〜! これは試合開始直後からハプニング!
    これまで完全無敵のドリブルを誇って来た妖夢選手が、サトルステギ選手の前にあっさり敗北!
    ボールごと足を地面に打ち付けた際に起きた振動で、妖夢選手は弾き飛ばされました!」

トニーニョ「……やれやれ。新技はリオカップまで取っておくんじゃなかったのか?」

後ろでトニーニョが苦笑いしながら肩を竦めている。
不仲に見えた二人だったが、少なくとも彼はサトルステギの実力と才能は評価しているようだった。

トニーニョ「(――エクスプローシブタックルは、ロペス・サトルステギの空中技を陰で支える、強靭な脚力から生まれた。
       スライディングタックル時に足を地面に叩き付ける事で、局地に小規模な地震を発生させて、
       周囲数メートルに存在する選手を丸ごと弾き飛ばしてしまう荒業――まさか、今日の試合までに完成させていたとはな)」

妖夢「くっ、不覚……!」

ストラット「……ヨウム、気を落とすな。格下が圧倒的な格上を食らうのは、サッカーでは良くある事だ。
      それよりも、カウンターに備えろ! 何時までもデレデレやってんじゃねぇ!」

妖夢「……済まない」

――吹き飛ばされて放心していた私を、ストラット君は荒っぽく激励してくれた。
彼が言う通りに私は、自身の弱さを恥じるという「弱さ」を押し殺しながらも、
意識を飛んでいったボールへと集中させる事にした。


0ch BBS 2007-01-24