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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[823]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/09(火) 00:05:34 ID:O8QTfcS2
実況「マウリシオ選手、一気に詰め寄って突破成功〜〜! トニーニョ選手相手に何たる大胆さ!
   このまま一気に右サイドを突っ走っていきます!」

ストラット「よし、良くやったマウリシオ! それじゃヨウムの次は俺にでもパスを……」

マウリシオ「いや。ストラット先輩には悪いけど、ここは俺のプロの勘で、流れに乗り切るべきと読みましたよ!
       それに。今こその俺の新必殺シュートの見せ場ってね!」

グワァァァッ!

ストラット「……全く。あっちのサトルステギを笑えないな。――おい、ヨウム! 俺達はねじ込みに向かうぞ!」

妖夢「……分かった」

ストラット君に倣うように、元々前線高めの位置に居た私はゴール前へと向かった。
ゴール前では先程の私の得点を再現するように、パルメイラスのDF陣がズラリと並んでおり。
対するマウリシオ君は元々得意げな顔をさらに明るくして、右脚を大きく振りかぶっていた。

マウリシオ「いくぜ! これが俺の新技――『ジョルトシュート』だ!」

バゴッ! ギュウウウウウウウウウンッ!

妖夢「これは――」

ストラット「……無回転シュート、か。パワー不足はアイツの弱点だったが、
      敢えてそれには眼を逸らし、ひたすらに強みであるキックテクニックを磨いたか。
      まぁ、これもアリと言えばアリか。 ――だが、これは失敗したな」

そして彼の新技を、私とストラット君の二人は大きな感動も無く眺めていた。
同じFWとして、彼が何故決まる前からこのシュートを『失敗』と評したかが、
私には何となく分かっていたからだ。


0ch BBS 2007-01-24