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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[843]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/10(水) 00:59:44 ID:???
〜サンパウロ・ロッカールーム〜
ロベルト「……俺からは、特に何も言う事は無い。いや、言う必要は無いと考えている。
後半は、各自自身が持つ課題が何で、解決するにはどうすべきかを考えて行動しろ」
……ハーフタイムが始まり、ロッカールームで待っていたのは監督の冷やかな一声だった。
サングラス越しに隠れた視線からは表情が読み取れないが、
これだけの実力差がありながらも、1点のリードしか奪えていない現状に怒っている事は明らかだと私は思った。
翼「――さて。ロベルトはそう言っているけれど。俺達は少しだけミーティングをしようか。
前半のどこが良くて、どこが問題だったかを各自で考えて、少し意見交換してみよう」
黙して何も語らぬロベルト監督を引き継いで、翼君がハーフタイムミーティングの指揮を執った。
サッカーにおいては時折狂気を見せる彼だが、少なくともおおよその日常生活においては、
彼は石崎君が褒め称え、新田君が頷くような模範的な好青年である事は間違いない。
今この場においても、口調や雰囲気は落ち着いているように見えた。
妖夢「………………」
――そして、この場で最も落ち着かないのは恐らく私だった。
私の脳裏にはまだ前半最後のシュートミスが色濃く残っていた。
弱さを自覚し、努力してそれを封じ込めてもなお、こうして吹き出る私の迷い。愚かさ。未熟さとも言うべきか。
……それらが最後のシュートを枠外へと追いやったと思うと、私は自分自身が情けなくなる。
妖夢「(――駄目だ。私は、強くなければならないのに……)」
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0ch BBS 2007-01-24