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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[873]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/12(金) 00:30:42 ID:BhoVtDvQ
彼は私に向かって、小声でそう言ってくれた。
これもまた、日ごろ孤立して気を張っていた私を気遣っての発言であるに違いなかったが――。
この発言については、私は内心では頷く事が出来なかった。
妖夢「(――でも。それでも私は強くありたい。完璧でありたい……)」
完璧な選手なんてどこにも居ない。完璧でなくても仲間が居てくれる。
それは間違い無く正論だった。恐らく、私の親友もそう同じ立場ならそう言ってくれただろう。
しかし、だからこそ――私はその彼の暖かな言葉が恐ろしかったのだ。
妖夢「(だって、私は弱いから。そうやっていると、すぐにまた仲間に甘えて、依存して。
そうして、仲間の足を引っ張ってしまう。迷惑を掛けてしまう。
――私はもう、そんな事をしたくない。仲間に、主人に、親友に、甘えたくない……!)」
バビントン君の言葉に助けられる一方で、
内心では彼の言葉に反対する私は何という恩知らず、恥知らずなのだろうか。
しかし、そう思いはしたにせよ、頑固な私は自身の考えを変えようとはしなかった。
……正確には、変える事が出来なかった。
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0ch BBS 2007-01-24