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1- レス

【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[924]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 22:00:49 ID:???
それに追い打ちを掛けたのは、皮肉にも新田君の気遣いだった。
彼はおどけたような笑顔で私の肩をポンと叩き、心の底から心配したような声を掛けてくれる。

……私の所属するサンパウロFCは、概ね理想的なチームだった。
プロサッカー選手としての厳格さを持ちつつも、
不毛な馴れ合いに堕さない程度のフレンドリーシップを持つ選手が多く、
――そのお蔭で、現に私は今、皆に助けられている。

妖夢「(――同じだ。あの時と……あの、皆に迷惑を掛けて、惨めで暗くてどうしようも無い、
    幻想郷での、あの大会の時と、同じだ……!!)」

そして、そんなチーム環境は……私の心の奥底に封じ込めたトラウマを想起させるに充分だった。
ストラット君の穏やかさが、翼君の掴みどころの無い笑顔が、新田君の優しさが、申し訳なかった。

妖夢「(どこに行っても、何をやっても同じ。私は、弱いせいで、他人に迷惑を掛けてしまう……!」



         藍「――妖夢。確率学的にもポストの確率は7%もあるんだ。そう決して珍しい数値じゃない」


       幽々子「あらあら。妖夢ったら、相変わらずダメダメね〜。でも、ま。そんな所も可愛いんだけど」


                  橙「えっと……。よ、妖夢さんだったら何とかなりますよ! 頑張って下さい!」


妖夢「(違う。……違う、違う、違う! 私はあの時の私とは違う! 違うはず、なのに……!)」


0ch BBS 2007-01-24