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1- レス

【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[926]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/14(日) 22:03:58 ID:???

そして、今の私の対応はギリギリ及第点だったらしく、
翼君はベンチに居るジウ君との交代は提案せず、皮肉交じりの笑顔で返すにとどめた。

妖夢「(……リオカップ。そうだ。私は、そこで優勝しなくてはならないんだった)」

また、彼が何気なく発した単語は、私に残り10分を走り切る程度の動機を与えてくれた。
……リオカップ。これから約2か月後に開催される、若手サッカー選手の登竜門とも呼べる大会にして、
私が優勝を目指すべき大会。

妖夢「……私はまだやれる。シュートも撃てるし、守備参加もする」

私は翼君にそう告げて、次のパルメイラスのキックオフに備えた。
翼君はそんな私を笑顔で見送った。……何を考えているのか分からない、狂気を湛えた笑顔で。


*****


――ピピィイイイイイイイッ!
ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

実況「……試合終了! 8−0! 8−0でサンパウロFCの勝利です!」

――そして、その後試合は恙なく終わった。
せめて1点は挙げて帰りたいパルメイラスは後半32分、
幾度も成功を重ねて来たネイとトニーニョのコンビプレイで中盤を一気に突破しようと企むも、
翼君がここで漸く『ファンタジスタ』としての技量を見せてパスカットに成功。
そのまま周囲の声も聞かず「ヒャッホー!」と叫びながら単身突破して、『フライングドライブ』で3ゴール目。
翼君は1試合で3ゴール2アシストと、まさしくサンパウロの元祖スーパースターに恥じぬ活躍を見せる事となった。


0ch BBS 2007-01-24