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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[953]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/17(水) 00:33:38 ID:KPOJ4iDY
魅魔「……さて。ま、あたしはそろそろここでお暇させて貰うよ。次の仕事がある事だしね。
――それじゃ、鈴仙。頑張って借金返すんだよ」
鈴仙「え? 借金…………?」
魅魔「――感謝しな。あんたはそうやって泣き事言うに決まってる……。って、
予測したあんたの姫様からの、最後の贈り物だよ。
これを読んで、お前さんには強くなって欲しい……という願いが込められてるようだ」
魅魔は立ち去り様にポイと投げた一枚の紙。それは契約書の写しであり、そこにはこう書かれていた。
鈴仙「……我々永遠亭は、ふわたり手形の借金返済のため、鈴仙・優曇華院・イナバを、
3カ月の契約をもってコリンチャンス様に貸し出します。どうぞ好きなように使ってやってください。
――永遠亭総合病院・理事長、蓬莱山輝夜ぁ……!? 姫様、何やってるんですか……!?」
コーチ「グヒヒ……。ま、最初の方は簡単な接客業務と皿洗いをやって貰おうかの。
ワシ専用の夜の皿洗いさんになって貰っても構わんがの。グヒヒ……」
鈴仙「せめてサッカーをさせてくださいっ!? というか夜の皿洗いって何ですか!?
とりあえずなんでもかんでも『夜の』って言っとけばエロくなると思ってたら、それは大間違いですからね!?」
コーチ「サッカー……? グヒヒ……やめとけやめとけ、そんな金にならんモン。
コリンチャンスの方針は自給自足だぁ。バーで稼がん奴にゃあ給料やらんぞ」
鈴仙「それってもはや、プロサッカーチームじゃなくてただの草サッカーチームじゃないですか!?
コーチ「……あーん? 聞こえんのお。最近すっかり耳が遠くなって……グヒヒ。何か言ったかぁ?」
鈴仙「――もういいです……(ううっ……師匠、姫様、皆……私、もう帰りたいです。お金無いけど……)」
――サッカー大会で優勝し、世界を救うと意気込んでいた鈴仙・優曇華院・イナバ。
そんな彼女に待ち受けていた記念すべきファーストミッションは……スラム街でのバニーガール勤務だった。
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0ch BBS 2007-01-24