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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[971]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/18(木) 00:36:13 ID:RKSUVCP+
〜11月1週・イベントフェイズ〜
−鈴仙の一日・絶望編−


チュン、チュンチュン……

コーチ「おーい、起きろォ。でないと襲われるぞォ……グヒヒ」

鈴仙「むにゃむにゃ……後5分……。――って、襲わないでくださいっ!?」

コーチ「ワシは紳士じゃから襲わんよ。じゃが、回りのならず者はどうかな。……グヒヒ」

鈴仙「……ご忠告、感謝します」

鈴仙がブラジル・サンパウロのスラム街に来てから、本日で3日目の朝を迎えた。
魅魔に連れられやって来た、夢のようで悪夢のような一日目のショックは和らいでいたが、
だからと言って鈴仙が住まう寄宿舎という名のダンボール小屋の生活は、どこまでも絶望的だった。

コーチ「なーに言うとる。クラブハウスから徒歩0秒の寄宿舎とか。
     ますますサッカーに専念するに相応しい環境じゃろい」

と言うのはやたらと鈴仙に親しげなあのコーチ兼監督を自称する謎の老人だが、
バーの入口脇に鎮座する、犬小屋以下のダンボールハウスを寄宿舎と言い張るのは勿論、
碌にサッカーの出来ない環境でこんな事をのたまうのだから、ますます意味不明だった。
そして、そんな鈴仙の視線を気にせず、彼はコーチらしく鈴仙に今日一日の指示を出した。

コーチ「さて。今日のスケジュールを説明するゾイ。
     今日は……えっと。朝から社会奉仕活動。昼に個別強化練習。
     そして夜は地域住民との触れ合いセレモニーへの参加じゃの。
     くーっ。流石過去の名門チーム! サッカーに地域活動に大忙しじゃのう!……グヒヒヒ」


0ch BBS 2007-01-24