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【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】
[977]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/18(木) 23:03:24 ID:RKSUVCP+
E:新薬の治験(判定で色んな事が起きます)
*****
〜サンパウロ市内・生命科学研究所〜
職員「なんだ、遅かったじゃないか。さぁ治験を始めよう」
鈴仙「あ、はい……」
――今日を生きる為のアルバイトの会場として、
鈴仙が連れられた場所は、サンパウロ市内にある清潔な研究施設だった。
『生命科学研究所』と看板のあったその建物の内部は美しい光が差し込み、
屋内にも関わらず青々とした木々が生い茂り、
鈴仙がこれまで月でも幻想郷でも見た事の無いような生物が蠢いている。
……そこではあらゆる生命が、極彩色の絵具の如く、不自然に輝いていた。
鈴仙「(治験なら師匠ので慣れてるし、給料も多そうだからラッキーって考えていたけど。
よくよく見ると、異様な雰囲気の所ねぇ……ここ)」
冒頭で無機質な声で受付を行った職員を始め、
ここに居る者全てが全体的に人間では無い、妖怪的なオーラを纏っているような気がする。
耳を澄ませると、「何故こんな事に……」「そんな目で見ないでくれ!」「家に帰りたい……」などと、
狂気的な悲鳴やうめき声が聞こえて来そうだったので、鈴仙は意識して気にしないようにした。
職員「科学は決して悪魔の学問ではない」
最初に鈴仙を受付した職員は、鈴仙を施設奥にあるこじんまりとした個室へと案内すると、
そう言いながら鈴仙にフラスコに溜まった液体を差し出した。
人の肉をすり潰して発酵させたような、どす黒く澱んだ赤色の薬品を見て、
鈴仙ははぁ……と、溜息を吐く。正直に言って、積極的に飲みたい代物では無い。
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0ch BBS 2007-01-24