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1- レス

【契約書に名前】鈴仙奮闘記34【書いてみて】


[97]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/01/11(月) 23:23:15 ID:nymbWcHU
★パチュリーの決断→  スペード5  + (補正合計-3) =2★
≧0   スカウト成功

パチュリー「………………」

魅魔「(沈黙が重いねぇ……)」

パチュリーは暫くの間、沈黙を保っていた。それは恐らく紅魔の絆か、弟子の絆か。
強豪選手との安泰なサッカーか、そうでない選手との手探りな、しかし望んでいたサッカーか。
簡単には譲れない二つの天秤の間で、思考が揺れに揺れている為に他ならなかった。
――そして魅魔が結論を待つ事5分。最後の最後に沈黙を破ったのは。

??「――パチェ。行きたいんだろ? その新チームとやらに。だったら、私達の事なんて気にせず行っちゃいなよ」

パチュリー「……その声は。――レミィ?」

シュルルル……ポンッ。――カツ、カツ、カツ。

レミリア「――ご苦労だったな、魔界からの客人よ。話は全て聞かせて貰ってたよ」

魅魔「……あんたが紅魔館の主、レミリア・スカーレットかい。
   コウモリになって友人の会話を盗み聞きとは、良い野次馬根性してるじゃないか」

――この場に本来居るべくも無い、第三者の声だった。
人間の幼い少女の形を取った紅魔館の主は、自分よりも遥かに大きい魅魔を見ても恐れる事なく、
むしろ格下の者に対するように、尊大かつ寛容に笑って、

レミリア「別に。もしもアホみたいな奴の勧誘だったら、パチェに代わって追い返してやろうと思ってただけよ。
     ……話を聞いてるとそうじゃない奴っぽかったから、何もしなかったけど」

そう悪びれる様子も無く言ってのけて。
それから彼女は魅魔には興味を向けず、パチュリーに向き直ってこう話し始めた。


0ch BBS 2007-01-24