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1- レス

【だから武流乃は】ミサト監督の挑戦8【悪くない】


[193]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2016/02/01(月) 23:10:47 ID:???
それぞれが思い思いの夜を過ごす。

ペトレスクは、のんびりと一杯だけのウィスキーを嗜む。
ペトレスク「(次はガラパゴス戦か…)」
アウェイで、敵として乗り込むスタジアム。
風の噂で、麻宮達の大量離脱があったと聞いた。
ガラパゴスから其々離れ、それぞれの道に進み…指導者に転向した者も多数出たと聞く。
ペトレスク「…どうしてこうなったんだか。」
苦り切った表情。ペトレスクは寂しく笑った。
ペトレスク「(俺はこのアルバトロスに入り、自分の後継者と呼べる奴を見つけた。
自分の全てを受け継ぐ者を見つけた事は、それは幸運だ。しかし…)」
十年以上在籍した、ガラパゴスに何も残せていないような気がする。
出場は叶わなくとも、せめてサポーターには一言詫びたい。
惨めに干され、札付きとしてどこも獲得しようとしなかった自分を、選手として欲しがったのがアルバトロスなら…
ガラパゴスは、そんな自分をここまで育ててくれたチームだ。
ペトレスク「(そんなチームが、あの体たらく…。)」
シロッコ、長沼がイライラしながらプレイし、対戦相手を血祭りに上げる。サポーターは自軍にブーイングを飛ばす。
牧歌的ではあったが、サポーターもおらが町のチームが大好きで。そんなガラパゴスが。
ペトレスク「…寂しいな…。」
ペトレスクの眼下に葉桜が揺れる。
新緑から深緑となる季節。物言わぬ桜の木は、変わらず彼を見詰めていた。

*本日はここまでにします。
引幕はもう少し続きますが、お付き合い下さい。


0ch BBS 2007-01-24