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【だから武流乃は】ミサト監督の挑戦8【悪くない】


[703]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/01/30(木) 12:03:22 ID:???
★病室 クラブ10 ★
クラブ…地獄姉妹がいた

高見の病室には先客がいた。
セーラー服の片袖をもぎりウエスタンブーツを履いた赤髪の女の子と…
ヘルメットのような髪型の女の子だ。
ミサトを無感動に見る二人。この病室に山とある鉢植えの花はどうすれば良いのか。更に。
大輪の菊…。そこには供花と書かれている。
ミサト「縁起でも無い事はやめなさい!」
ミサトは菊を撤去する。
詩織は盛大に溜息を吐き…「お前はいいよなぁ。」とだけ言った。
詩織「大活躍して監督からも期待されて…どうせ私なんか…」
鉢植えを肋骨の上に置かないあたりまだマシか。
詩織「ファンタジスタだ、J3屈指のMFだ、将来の代表候補だ…眩しいんだよ、お前は。」
思い切りいじけている。

ミサトの目から見て詩織は高見には劣るものの優れたOMFだ。
綺麗なプレイをしようとするだけに自縄自縛に陥りやすいというだけで、
融通無碍な高見に比較したら甚だしく劣るのは彼女のメンタル面だ。
高見はポブルセンと戦い自分の殻を破っていった。
アルバトロスのエースとして戦い、エースとしての自覚を持って戦っている。
最初は鼻っ柱の強いだけの子供だった、と思うし今でもそう思う面がある。

詩織と比較するにしても彼らは既に同じ土俵にいないのだ。
だが詩織はそれが許せないのだろう。
高見に劣るという評価は彼女にとって凌辱を受ける以上の屈辱なのだ。
愛憎入り混じる感覚なのだろう。
常に自分の後塵を拝してきたはずの幼馴染がいつの間にか自分の遥か先を走り
将来に向けて自分より遥かに確かな道を歩んでいる。
ミサト「(まるでひと頃のシンちゃんとアスカね)」
最早詩織自体が新しい光を見つけなくては先へは進めまい。


0ch BBS 2007-01-24