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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[124]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/28(日) 01:20:46 ID:ASx8Dvhc
そのため、ここで鈴仙がボールを奪いきれなかったのは、
ひとえにネイの基礎的な実力の高さと土壇場での判断力の高さであると言える。
彼は鈴仙が自身の動きを読み切った事を見越して、
最後にボールを両脚で抱えてわざと左によろめき、鈴仙のスライディングタックルを後少しで躱してみせた。
ネイ「――ハハ。面白かったよ、ハニー」
鈴仙「……誰があんたのハニーですか」
ネイはおどけたように笑っていたが、その笑みの意味が先程とは異なっていた。
尻軽女を射止める時のような社交的な笑みでは無く、
鈴仙という人物に対し、個人として純粋な興味を持ったそれだった。
ネイ「……君だったんだな。あのトンデモ雑誌に書いあった、
コリンチャンスのヒーローってのは」
ネイは軽薄そうな印象を薄めてそう鈴仙に尋ねた。
鈴仙「あのブン屋の書いた雑誌の事かしら。だとしたら、あまり覚えてて欲しく無かったけれど」
ネイ「とんでも無い。とても素敵なストーリーじゃないか!
俺はこう見えて、ロマンチストだからな。ああいう話は柄にも無く、感動しちゃうのさ」
鈴仙「ホントかしら……」
ネイ「ホントさ。何だったら教えてくれないか。君がこれまでに歩んで来たストーリーをさ」
鈴仙「……それ、ナンパの続き?」
ネイ「悪かったよ。でも、話を聞きたいのは本当だ。……それに、落ち着いて考えてみろよ。
こんな衆人環視のビーチで、人生賭けてサッカーしてる奴が、
一見いたいけに見える少女をどうこうしたりすると思うかい?」
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0ch BBS 2007-01-24