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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[143]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:20:20 ID:ASx8Dvhc
アヤソフィア「……あやや。まさか貴女からこっちに来て下さるとはね。
        てっきり、私、嫌われているモンかと思ってましたから」

鈴仙「今だって嫌いよ。こないだは滅茶苦茶書いてくれたじゃない」

アヤソフィア「ああ……。あの少女Uの記事でしたっけ。まぁ、あれにはですね。
        私の方も社としての意向ですとか、読者ウケとか、色んな要素がありましてね……」

あの酒と煙草狂いの助平コーチの、凋落というレベルを超えて崩壊した名門チームの、
その正体を探るべく、鈴仙はアヤソフィア……と名乗る、幻想郷の某天狗に良く似た女性記者の下へと向かった。
過去の幻想郷での付き合いからして、鈴仙は彼女に好意は持っていなかったが、
それは彼女も同じだったらしく、

アヤソフィア「……で。どうしたんですかな。何か私から聞きだしたい情報があるとか?」

――と、互いを懐かしむ雑談も無く、営業的な軽薄な笑顔のみを残して、
単刀直入に鈴仙に対してこう聞いて来た。

鈴仙「……何故、コリンチャンスはあんなボロチームなの。過去に一体何があったの?
    そして、あんなボロチームのスタッフとして在籍するあの老人は、一体何者なの」

アヤソフィア「んー……。成程。鈴仙さん、あんた、あのチームに一月以上居ながら、
        そんな事も知らなかったんですねぇ。その程度でしたら、ある程度の概略は話せますよ」

鈴仙「――意外ね。何か取引でも持ち掛けて来るとでも思ったけれど」

アヤソフィア「失礼ですね。私だって、取引する相手と状況は判断しますよ。
        今は精々、恩を売っておけば充分だと判断しただけです」

アヤソフィアは鈴仙に対して事務的にそう言うと、「ちょっと待っててくださいね」と応接間を去った。
それから数分後、黒羽色のスーツを鮮やかに着こなした彼女は、
過去の新聞記事のコピーを手に持ち現れた。


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0ch BBS 2007-01-24