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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[144]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:22:28 ID:ASx8Dvhc
アヤソフィア「……これは今から……およそ1年前の記事ですかね。
        コリンチャンスの凋落と言えば、この記事が分かり易いかと」

鈴仙はアヤソフィアが差し出した一枚の記事を読む。
そこには、こう書いてあった。

鈴仙「『コリンチャンス、実質上の解散 政府命令により資産の9割を没収』……?」

アヤソフィア「――表向きには、チームの監督が不祥事を起こした事が原因となっています。
        当然、この時点でコリンチャンスは最盛期程でないにせよ名門チームだったので、
        反対運動は起きました。……が、これについて新聞社はウチ含めて誰も取り上げてません」

鈴仙「ど、どうしてよ!」

アヤソフィア「鈴仙さんもご存じのとおり、ブラジルは今、南米一の大都市へと成長しました。
        しかし、その為に彼らは、相当な無茶をしています。
        軍部を用いて議会を形骸化させ、自身に不都合な意見を握りつぶし。
        一部の官僚が、強力な政治を推し進めていく……。それが、今のブラジルという国なんですよ。
        ――ま、いわゆる『開発独裁』やら『官僚的権威主義』ってヤツですな」

鈴仙「た、確かにそういう文系的な話は、もっか医学系な私には音沙汰だけどさ。
    ――そんな話と、コリンチャンスの崩壊とが、どう関係するって言うのよ!」

アヤソフィア「はいはい。そう聞くのは分かっていましたよ。
        ブラジルの強権的な政治体制と、サッカーチーム・コリンチャンスの崩壊。
        この二つを結びつけるのが、……ズバリ、あのコーチさんの過去に潜んでいるとしたら、どうですか?」

アヤソフィアはそう言って、二枚目の新聞記事を取り出した。
それは先程の記事と比べると、少しだけ古い印象を受けた。
そこには、こう書いてあった。


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0ch BBS 2007-01-24