※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[148]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/28(日) 23:31:52 ID:ASx8Dvhc


             コーチ「……ふざけるな! サッカーで世界が平和になる訳がないッ!」

                           鈴仙「!?」


その瞬間、コーチは若返ったかのように大きくなり、それから鋭い怒声を上げた。
しかし、ビクリとその身を震わせていると彼の背丈はみるみる縮み、
再び鈴仙がコーチを見ると、普段の無気力な老人へと戻っていた。

コーチ「……ゴホ、ゴホッゴホッ! ……すまんの。急に怒鳴ったりして。
     ――謝金の件もあるし、魅魔さんからの強い要望があるから、お前さんを追い出したりはせんよ。
     じゃがの。……『サッカーで世界平和』という単語を聞いて、昔を思い出してイライラしちまった。
     昔、そんなサッカーギャグ漫画の登場人物みたいな事を言っとる、糞馬鹿モンがおっての。
     ほんに、ほんに悪かった。……グヒ。グヒヒ」

モミモミ……

鈴仙「……悪かったと思っているなら、早速お尻を触るのは止めて下さい」

――果たして鈴仙は、コリンチャンスとこのコーチに対する謎の多くを解き明かした。
コリンチャンスは間違い無く過去の名門チームであり、
このコーチは間違い無く名門チームの名選手であり名監督だった。
……そして、恐らく、彼の存在が仇となってコリンチャンスは崩壊した。
しかし一方で、鈴仙は未だこの老人の内心について分かっていない。
彼が一体、過去にどのような過ちを犯したのか。

鈴仙「(――まさか。あのヒトも昔は熱血で、サッカーで世界平和を目指していたとか……は、無いわよねぇ)」


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24