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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[190]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/03/04(金) 00:36:10 ID:???
鈴仙「……私は、まだまだ未熟です。多分、昔のコーチ程サッカーは上手くないし、
医術にしたって、漸く研修医に毛が生えた程度のクラスです。
だけど。……これまでで磨いて来た、サッカーへの想いは。
コーチにも、エベルトンさんにも、決して負けないと思います」
その言葉には、絶対の自信があった。
鈴仙には成し遂げたい目標があった。辿りたい栄光があった。
守りたい仲間があった。誇りたい矜持があった。
収めたい戦いがあった。聞かせたい思い出があった。
そして――再び出会いたい、かつて道を違えた友が居た。
コーチ「……私の気持ちは、前と変わらん。サッカーで世界を平和になぞ、できっこない。
そんな下らん思いでサッカーするなら、金だの栄光だのの為にサッカーする方が、余程健全だ」
コーチはぶっきらぼうに反論した。しかし鈴仙も負けてはいなかった。
鈴仙「――します。勿論、その目的が狂気的《ルナティック》だという事は百も承知です。
だけど、それでも。それこそが私のやりたい事なんです。
幻想的な狂気で憎しみを断ち切り、夢のような理想を現実に上書きしてみせる。
そのためには、私――何があっても挫けない!」
鈴仙の瞳がほのかに赤く煌めいた。それはまさしく狂気の波長だった。
しかし、その狂気に当てられたかのように、瞳を見たコーチは動いた。
コーチ「……ついて来なさい。エベルトン、出来れば君も」
エベルトン「……チッ」
コーチは鈴仙とエベルトンの二人を、市内の広場へと案内した。
そこは正式なサッカーコートでは無いが、通り一遍の運動は出来るようになっていた。
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0ch BBS 2007-01-24