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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[191]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/04(金) 00:48:30 ID:???
コーチ「……鈴仙。私は君に最終調整を行う」

鈴仙「さ、最終調整? まだ何もやってないのにですか?」

コーチ「――そんな事は無い……と、思うよ」

鈴仙「……そうでしょうか。今まで、バイトばっかりで碌な練習すら出来ていなかったのに」

コーチはその中で、初めて鈴仙に対して実践的なコーチングを始めた。
しかしその内容は依然風変りだったため、鈴仙は思わず彼に問いかけると、

コーチ「……私はこれまで、君のお尻を触れる事で、その筋肉の発達具合をチェックして来た。
     そして体幹――君の身体の一番基礎的な部分だ――の状態を見越して、
     色々なアルバイトを行わせた。そして調整した。
     ……だから、今日の一回だけで良い。それで、大きく伸ばせる筈だ」

――コーチは全てを見透かすような目でこう言った。
その超然ぶりは、鈴仙の師・八意永琳に通ずるものがあった。
絶対的な説得を感じた以上、鈴仙は頷くしかなかった。
……何故お尻なのかについては、敢えて突っ込まないでおいた。

コーチ「……もっとも、どこまで開花するかには誤差がある。
     だが、やらずには結果は分かりようが無い。……悪いが、エベルトン。手伝ってはくれないか」

エベルトン「……分かったよ。ここまで来たら最後まで面倒見てやる」

ここで傲慢と傍若無人が服を着ているようなエベルトンが、
鈴仙の調整について協力を呑んだのは、鈴仙にとって意外だった。
そんな表情を察したのかエベルトンは、鈴仙に向かって寂し気にこう呟いた。

エベルトン「……娘が。もし無事に生まれて成長していたら、お前と同じ位だった」


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0ch BBS 2007-01-24