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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[268]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:26:50 ID:pDNX8uuY
A:アヤソフィアに助っ人として、試合に出て貰う。

鈴仙「……言っとくけどね。私は、あんたを信用していないの」

アヤソフィア「――でしょうな」

鈴仙の前置きに、どこかで見た女記者は肩を竦めながらおどける。
それに構わず鈴仙は続けた。

鈴仙「だけど。……現状の私達のチームに、強力な選手が居て欲しいという気持ちは、私もコーチと同じよ。
    もしも本当にその力を見せてくれると言うならば――アヤソフィア・シェマリー。
    私が、あんたの助っ人としての加入を拒む理由は無いわ」

その結論を出すのに、鈴仙は忸怩たる思いだった。
アヤソフィアの内心は全く見通せず、怪しい。その上、慇懃無礼な態度の奥には、鈴仙に対する敵意すら感じる。
それにも関わらず、今回彼女を選手として採用せざるを得ないと思い至ったのは、
彼女の純粋な実力の高さに対する信頼もあったが、近しくなる事で、その真意を突き止めたいという気持ちもあった。

鈴仙「勘違いしないでよね。私の方こそ、あんたを見張っておきたい気持ちがあるの。
    あんたの企みが悪い物だったとしても、私は止めてみせるから」

そう言って気丈に自身を睨みつけている鈴仙の態度に、
アヤソフィアは目を丸くしていたが……。

アヤソフィア「――ブラヴォー! 流石鈴仙さんです。おみそれしました、まさしく主役の貫禄ですね」

ぱちぱちと手を叩いて、彼女は鈴仙の選択を歓迎した。勿論これは、鈴仙の神経を逆撫でするのに充分だった。

鈴仙「――また、そんなふざけた態度をして」

アヤソフィア「申し訳無い。ただ、これは私の性分なものでして。これをもって不信を煽る気はさらさら無いのですね。
        ……だけど、そうですね。少しでも信頼して頂く為に、こうしたものを用意しました。どうでしょう」


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0ch BBS 2007-01-24