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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[269]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/10(木) 00:27:52 ID:pDNX8uuY

ピラリ……。

こんな展開を予想していたらしいアヤソフィアは、ポケットから一枚の紙切れを取り出す。
それを見たコーチは少しだけ目を丸くして、

コーチ「……ふむ。これは辞表か。大手新聞社に勤務されとったのに、ケッタイな事じゃのう」

アヤソフィア「私の貯金だけじゃ、リオカップ期間中、貴方がたの金銭的フォローを行うのは困難でしたから。
        勤務1年未満の自己都合退職で貰える額なんてたかが知れていますが、それでも追加の金が必要でした」

鈴仙「そんな事言われても。記者なんてフリーでも幾らでも食っていけるじゃない。
    私には、単なるパフォーマンスにしか見えないわ」

アヤソフィア「……まぁ。私だってこの位で信じて貰おうだなんて思っていません。
        私は鈴仙さんから当面の信頼を得るべく、加えてこんなものを用意しました」

アヤソフィアは今度は別の紙切れを鈴仙に見せた。
無意味な数値が羅列しているだけのメモに見えた、この紙は……。

鈴仙「――こ、これは。次に対戦するグレミオに関する詳細なデータメモ……!
    メオンが得意とするシュートコースや、ダ・シルバのドリブル突破率まで、
    一つひとつの項目が、凄く丁寧に作られてる……!!」

アヤソフィア「ご希望とあらば、次のサントス戦でもお作りしますよ。
        これでもデータやら数字には、そこそこ造形があるものでして」

鈴仙「(データやら数字って聞くと、霞……永遠亭のデータマンを思い出すわね。
    でも、考えてみればあの子が憧れてたのって、このブン屋なんだっけ)」

アヤソフィア「で。これだけじゃあアンタの内心の本気度が伝わらない!
        ――とか、言われそうだったので。こんなものも用意しておきました。どうぞ」


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0ch BBS 2007-01-24