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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[286]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/03/11(金) 01:30:39 ID:Y0HL/bwY
鈴仙「むう……」
ダ・シルバ「そうだぜ、バニーちゃん。サッカーは何事もパッションだ。
気合が無いサッカーなぞ、技術はあっても単なるお遊戯さ」
鈴仙「! ……あんたは!」
――そんな鈴仙達の間に割って入ったのは二人の少年だった。
一人はまさしく熱血漢の好青年を体現したような褐色の少年であり、
その後ろで根性悪い笑みを浮かべる青髪白肌の少年とは対照的だった。
アヤソフィア「む。その無個性なのか個性的なのかよくわからない微妙なツンツン頭は、
フェルナンド・ダ・シルバ君ですね! 私、サッカー記者のアヤソフィアです。宜しく」
メオン「ククク……とことん笑わせてくれるチームだ、コリンチャンス」
アヤソフィアの挨拶に対し、青髪の少年――クラウディオ・メオンは傲慢な笑みを浮かべている。
性格の悪いヤツ、というのが鈴仙にとっての彼の第一印象だった。
彼はダ・シルバを押しのけて鈴仙達の前に上がると、意地悪く唇を歪めてこう言い放った。
メオン「フン。ボケ老人の監督に、場末のバーのバニーガール風情がキャプテンか。
初勝利を飾るのがこんな冗談みたいなチームなのが口惜しいが、精々足掻くがいいさ。
ま、お前達に足掻ける元気があればの話だがな。ククク……ハッハッハ」
鈴仙「……ヤケに偉そうで挑発的な態度ね、コイツ。よっぽど腕に自信があるのかしら?」
アヤソフィア「ポルト・アレグレ――彼の故郷にして、グレミオの本拠地ですね――では、
神童扱いされる程度には強いですよ。もっとも、井の中の蛙感がマックスですが」
そして鈴仙の第一印象には狂いが無く、メオンは明らかに横柄で傲慢だった。
自分の実力の高さに増長しきった少年を見て、鈴仙は内心で肩を竦める。
流石の鈴仙も、子ども染みた挑発には簡単に乗る気はさらさらなかった。
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0ch BBS 2007-01-24