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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[29]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/02/20(土) 22:59:53 ID:oyRCAZgs
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鈴仙「……(一味違う気がしてたけど。こうやって思い出してみると、
    結局、いつものバイトじゃないの……。場所がたまたま、サッカースタジアムなだけで)」

ブラジルにおける11月は夏入り間近という事で昼は暑く、
(本人は気付いていないが)鈴仙のバニー衣装も男性客に受けていた事もあり、
幸いにもビールの売れ行きは順調だったが、鈴仙は人知れず溜息を吐いていた。

鈴仙「――でも。すっごい観客ねぇ。私達なんて、そもそもスタジアムが無いってのに……」

しかし、それにしても観客が多かった。
元々本来のプロチームでは無い、いわばプロ候補生で集められたユース部門の試合であれば、
客入りもそこまででは無いだろう……と、思っていたのだが。
現実として、ここモルンビースタジアムには、ワールドカップの決勝戦もさながらの数の観客が、
今日の試合を心待ちにしていた。

鈴仙「確かに、サンパウロとパルメイラスはライバル同士で、
    ダービーマッチの時はしばしば熱くなっちゃうって聞いてたけど。
   そんなにまで、熱くなっちゃうモンかしら……?
   ――あ、生中3つっすね。はーい、お待ちくださーい!」

スタジアムの観客席を回りビールを販売するという業態は、
少なくともブラジルサッカー界においては恐らく画期的らしく、
他に同じ事をやっている者は居なかったため、鈴仙は大忙し。
……そして、大忙しだったために、試合開始前のアナウンスなど聞き逃してしまい。


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