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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[31]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/20(土) 23:03:34 ID:oyRCAZgs
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――ピッ、ピッ。ピィィイイイイイイイイイッ!!
そして、鈴仙の主観としては一瞬で。一瞬で試合が終わった。
しかしその一瞬の中から、鈴仙は瞳に強い感情の揺らぎを吸い込んでいた。
『狂気』とも評すべき、絶対的に矛盾した感情の波長を胸に秘めた鈴仙は、
その想いの大きさに思わずふらつきそうになる。
鈴仙「(――行かなくちゃ。妖夢の所に……!)」
ダッ!
観客「お前よくも75分間ぶっ通しでビールぶっかけやがったな!
後でクリーニング代を弁償……って、おい! 逃げるなって!」
背中にビールサーバーを担いだまま。
そしてビールを注いだ格好のまま硬直された事により被害を受けた客の罵声に応じぬまま、
鈴仙はサンパウロFCの控室へと駆け出していた。
鈴仙「妖夢、妖夢! どこに居るの!?」
自分自身、今の妖夢の事をどう思っているのか良く分からない。
謝りたいのか、喜びたいのか、怒りたいのか良く分からない。
しかし、鈴仙は永らく姿を消した旧友に対してとにかく会いたかった。
その一心で、スタッフの制止を振り切りサンパウロFCの控室がある廊下へと向かったが……。
鈴仙「……居ない。もう、行っちゃったのかな」
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0ch BBS 2007-01-24