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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[321]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/03/12(土) 23:43:15 ID:MrcKanMQ
鈴仙「(足が……勝手に動いていた。視線が……勝手に動いていた。
その上で、完璧な……? ううん、完璧なんかじゃない。
だってこれは、私が知ってる完璧って次元を遥かに上回った、まるで別人のようなタックル。
そして相手も明らかにおかしい。だって……だって相手は………!?)」
コーチ「(……私の育成理論は、間違っていなかったな)」
その中で唯一平静を保っているのは、あのぼけた風体の老人――
鈴仙のコーチ兼コリンチャンス監督のドトール氏だけだった。
コーチ「(これまで私は、アルバイトの内容をスケジューリングしつつ、
その中で彼女が取り得る動き、筋肉や骨の成長を予測してきた。
そして、その予測と現実との穴を埋めるべく、夜のバーでの業務内容を調整した。
……それを踏まえた詰めの練習は少し失敗したが――問題無い。これならば。
彼女の全筋肉及び全神経は――これからも彼女の望むままに、進化し続ける!)」
全ての展開は彼の想像の範疇だった。無論、それを知る者は彼以外の誰も居ないのだが。
しかしそれも無理はない。浮浪者然とした彼の風体もそうだが、それ以上に、
今眼前で起こった事は、多くの想像からかけ離れていたからだ。
つまり。
――ポムッ。
鈴仙「……私は、何の労苦も無く、自分よりも格上であるダ・シルバ君から。
完全にボールを奪ってみせた……!?」
実況「ダ・シルバ選手、ドリブル突破に失敗。鈴仙選手が、ボールを取りました………!?」
――う、ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?
既にダ・シルバの実力の高さを知る多くの観客達は、実況の声を引き金に、
漸くそう悲鳴染みた絶叫を上げる事が出来た。
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0ch BBS 2007-01-24