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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[354]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/14(月) 00:25:51 ID:knG/Yt0I
メオン「――俺は……あんなガキに……負けたのか?」

そして、対するグレミオは当初の想定とは大きく反する結果となり、大きく落胆していた。
ブラジルナンバーワンGKと囁かれたメオンの権威は、僅か1分30秒で地に堕ちかけ、
ダ・シルバを始めとするグレミオのフィールダー陣もまた、
コリンチャンスに対し為す術無くやられてしまった事もあり、大きくその士気を落としつつあった。

ダ・シルバ「……何点取られても、俺がその分取り返してやれば良いだろ!
       だーーーっ、もう、クヨクヨすんな! ほら、ボール貸せ!」

スピノザ「えっ……? ま、まさかまた中央突破する気なのか、ダ・シルバ!?
      もうちょっと、何か色々作戦を考えた方が……!」

ダ・シルバ「たった一回失敗した位で日和ってられっか!
       それに、俺のドリブルが止まったのもマグレだ。見てな、すぐに一点を返してやる……!」

ファリア「無茶だよ! メオン、止めてくれよ!」

メオン「………いや。ダ・シルバの発言にも一理ある。
    今のはきっとマグレだ。俺が、俺達が……あんなふざけた連中に負ける筈が無い……!」

――その結果、最後に彼らに残ったのは捨て鉢的な楽観主義のみだった。
試合はまだ始まったばかりであり、急ぐ必要は決してない。
しかし、そんな冷静な指摘は今のグレミオには入って来なかった。
それはダ・シルバの軽率さや熱くなりやすさが大きな要因ではあるが、
同時に、それを本来制御すべきメオンの、キャプテンとしての力量不足もまた関係していた。
そして――。


――ピピイイイイイイイイイイイイイイッ!




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0ch BBS 2007-01-24