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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】
[38]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2016/02/21(日) 00:46:05 ID:FYsDbR8E
ポン……。
コーチ「グヒヒ。どうやら、エエ試合だったようじゃな。目が違っておる」
そして。そんな彼女の肩を叩き声を掛けたのは、すっかりバーで飲んだくれているものと思っていた、
コリンチャンスのコーチ兼監督を務める謎の老人だった。
彼はまるでこの結果を見越していたかのように、鈴仙をここで待ち受けていたようだった。
鈴仙「コーチ。――貴方は、もしかして最初から私をやる気にさせる為に……」
コーチ「……………」
鈴仙の推測に、コーチはグヒグヒ虚ろな目をして笑って答えない。
しかし、笑った後に彼は、鈴仙に対して一枚の紙を差し出した。
コーチ「グヒヒヒ……なんじゃぁ、このクリーニング代の請求書は。
悪いが、請求費
280
00円は、お前さんが自腹切るんじゃゾイ……グヒ、グフホヒ」
鈴仙「(し、しまった……そういや、今日のビールって。
殆ど一人の観客さんにぶっかけて終わっちゃったんだった!?)」
……それは請求書だった。
鈴仙は結局この日、稼いだ儲けの殆どをクリーニング代で使い果たした。
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0ch BBS 2007-01-24