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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[449]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/19(土) 00:38:03 ID:iELcJ8c2
メオン「……これ以上の失点は許されない。この次のキックオフは、焦らずボールを回しながら、
    丁寧に攻撃のチャンスを作っていくしかないだろう」

ダ・シルバ「はァ? 何言ってるんだよ! こういう逆境の時こそ全力で攻めて、
       一秒でも早く点差を縮める事が大事だろうが! 誓って言うが、チンタラ遅攻なんてやってても、
       この前半戦、絶対チャンスは訪れやしないぜ。――いや、敵のチャンスはあるかもしれんが」

メオン「ダ・シルバ。……このチームのキャプテンはあくまで俺であり、お前じゃない。
    これまでは黙認していたが。チームの秩序を乱し、勝手な行動に出るというならば――」

ダ・シルバ「――出るなら、何だ? 俺を交代させるか? それこそ、本当の終わりだぜ」

メオン「……分かっている。だが、攻めるにしても、方法を変える必要がある。そう言いたかっただけだ」

臆病にも守勢に入るメオンと、無謀にも特攻を講じたいダ・シルバ。
この二人の亀裂は深まり、今にも崩壊寸前となっていた。
ここに鈴仙達コリンチャンスの落ち度は一切ない。
彼らグレミオのメンバーが精神的に弱かった。それだけの事だった。

ダ・シルバ「――5分だ。俺が中心になって、5分間は様子を見る。
       それで問題が無ければ、メオン。悪いが俺は、攻めさせて貰うぜ」

メオン「……ふん。良いだろう」

試合開始直前になり、二人はこう妥結したものの、
それはもはや、勝利の為か、単なる妥結の為の妥結なのか。今の二人には、それすらも分からなかった。
そして――。


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0ch BBS 2007-01-24