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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[575]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:23:54 ID:KsOxxqbA
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??「ねぇ……」

涼やかな秋風そよぐ中、甘ったるく優しい声が耳朶に溶け込む。

??「起きて、反町君……」

甘ったるさを良い具合に中和してくれる、凛々しくて気持ちの良い声がその上に層を作った。
あまりに魅力な聴覚情報を入手した脳みそは、快感物質を大量に放射し、
その結果、あまりの気持ちよさにこれはきっと夢なのだと言う結論を下した。

反町「(――だめだ。後5分。こんな良い夢、できれば覚めたくない……)」

狭い個室となっている男子寮の一室で、少年反町一樹は眠気と戦っていた。
良い夢とは言っているが、どうやら彼はそんな夢の世界でも言いたい事は言えないらしく、
顔を若干ニヤつかせながらも、目を閉じたまま寝返りを打つ事で感情を表現した。

??「むぅー。折角人が起こしてあげようと思って来たのに」

??「学則違反は、本当はしたくなかったけれど。穣子一人だと不安だったから……」

夢の少女のうち、一人は頬っぺたを膨らませて、もう一人は溜息を吐いている。
反町にはこの少女が誰か心当たりがあったが、その時には既に身体が二度寝を求めていた。

??「どうするの。このままじゃ、三人そろって遅刻よ」

??「う〜ん。あ、そうだ! お姉ちゃん、ちょっとソレ借りるね。……え〜い!」

チャキッ! ドスッ!


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0ch BBS 2007-01-24