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【新天地は】鈴仙奮闘記35【魔境】


[579]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/03/24(木) 00:34:32 ID:KsOxxqbA
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キーン、コーン、カーン、コーン…………

ピエール「遅いぞ、ソリマチ。女の子とデートも良いが、俺達の本分を忘れてはいないな?」

反町「申し訳ない、ピエール委員長」

ピエール「……そこまで謝らなくても良いさ。結果的に、ベルが鳴ってから教室に入って来ているしな」

クラスを纏める学級委員長が、かのエル・シド・ピエールだと知った時、反町は初め大きく驚いた。
そしてその後納得した。フランスでは、ユース代表選手を含めた将来有望な選手達は、
全員が例外なく、このサッカースクールへと入学させられるらしい。

穣子「さっすがー! ピエール君は融通が利くなぁ〜」

静葉「……とは言え、皆を待たせたのは事実よ。早く席に着きましょう」

遅刻した反町はクラスの皆から奇異の目線で見られるが、反町は既に慣れていた。

反町「(――フランス人の名門子弟が集まるスクールで、
    俺みたいな何の取り柄も無い日本人が入って来たんだからな。
    それで、遅刻ギリギリの登校だ。悪目立ちしても、仕方ないか)」

クラスメート「(あいつ、また彼女と一緒に来てるし……)」「(まさか朝から……?)」「(くそっ、羨ましい!)」ヒソヒソ

――その理由は、反町が考えているものとクラスメートが考えているものとの間では、大きな差があったが。


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