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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/16(土) 02:05:46 ID:???
〜イベントフェイズ・その2〜
【出会い深まる秋】

教官「えー、であるからして。近年のサッカーにおけるサイドアタックの意義と重要性について。……ピエール君」

ピエール「はい。サイドアタックはスペースの確保という点で意義があります。
      近年のサッカーにおいて、中盤のゲームメイカーによる試合運びは必ずしも機能しない。
      ピッチ全体を使ったサッカーをするという意味で、サイドアタックは戦術として欠かせません」

教官「実に素晴らしい。模範的な回答だ。――さて、次は……」

キーン、コーン、カーン、コーン……。

教官「……おっと。時間が来たようだ。それでは、午前の授業はここまでとする。日直、礼を」

ルスト「はいっ。起立、礼。……ありがとうございましたー!」

生徒「「「ありがとうございましたー」」」

反町「(――さて。昼休みか……)」

自然が彩る秋色に染まったキャンパスの一角、彼らのクラスは昼休みを迎えた。
厳格な学校生活にある心のオアシスとも呼べるこの僅か一時間余りの一時は、
たちまちに学校をわいわいがやがやと賑やかにしていった。

反町「(――今日は、誰とご飯を食べようかな。何だか、周囲が騒がしいけれど……)」

そして、賑やかな周囲に囲まれていても尚言いたい事も言えない彼・反町一樹は、
彼を取り巻き昼食に誘い出す女の子達の声に耳を傾けていた。

穣子「一樹君! 今日は私、芋料理沢山作ってきたのよ!
    えっと、スイートポテトに、じゃがバターに、とろろご飯に、キャッサバに……」


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0ch BBS 2007-01-24