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【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】


[133]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/04/17(日) 00:58:40 ID:???
屋上の床に敷き詰められたお重には、当初の穣子の宣言通り、ぎっしりと芋料理が詰まっていた。
大学いも。フライドポテト。カムジャタン。クヌーデル。ポイ。その他良く分からない芋の良く分からない料理……。
世界各地の芋を尽くした芋達合計四重が、反町達四人の前に堂々と鎮座していた。

反町「(これは、どう見ても二人分じゃないぞ……!
    穣子さんと二人きりで、これを分け合って食べてたら、俺の胃袋が爆発してたな……)」

アリス「!? そう言えば、魔導書で読んだ事があるわ……!
    一杯の掛けそばをトモダチで分け合うという友情の儀式がある事を!
    これは試練なのね!? 私が皆と芋を分け合い食べる事で、トモダチとして承認される為の……!?」

早苗「儀式! 神職者としてもこれは外せないキーワードです。
    それじゃ、秋姉妹のお二人を信じる反町君チームと、守矢を信じる私とアリスさんチーム。
    どっちが沢山、この芋料理を食べられるか勝負ですよ!」

反町「ええっ!? ど、どんな勝負だよ!?」

静葉「……食べ物を粗末に食べ散らかすのは関心しないけれど、
   この量を食べきるには、ちょっと腰を据えておく必要があるから。
   その位の方が、丁度良いかもしれないわね」


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